【お知らせ】2017年「日本ベンチャー学会清成忠男賞・書籍部門」を受賞

西口敏宏 特任教授(一橋大学名誉教授)が、2017年「日本ベンチャー学会清成忠男賞・書籍部門」を受賞しました。
『コミュニティー・キャピタルー中国・温州企業家ネットワークの繁栄と限界』 西口敏宏・辻田素子著(有斐閣/2016年6月刊行)が、 2017年「日本ベンチャー学会清成忠男賞・書籍部門」を受賞しました。 2017年2月の商工総合研究所「中小企業研究奨励賞・経済部門・本賞」に引き続きの受賞となります。 詳細は以下のHPでご覧いただくことが出来ます。 日本ベンチャー学会 http://www.venture-ac.ne.jp/index.html http://www.venture-ac.ne.jp/award/award_k/index.html 有斐閣 http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641164826 ■著者コメント 貧しく,学歴がなく,語学が堪能でなく,外国人であるなど、決して恵まれない1人1人でありながら,中国・温州人が繁栄を築くことができたのはなぜか? 最新の社会ネットワーク理論と12年に及ぶ綿密なフィールド調査・実証研究によって,新たな概念を導出し,国際的に活躍する温州人の社会的つながり構造とその力学を解明する。チャンスに満ちた希望の社会に向け,八方塞がりとしか思えない周囲の世界を切り拓く可能性を示す注目の力作。 本書は,ネットワーク,社会関係資本,中国経済,移民,中小企業,起業などに関心をもつ研究者,実務家,政策決定者だけでなく,貧困から抜け出したい,新しい人生を歩み始めたい,環境改善のために行動したいといった,変化を求める多くの意欲ある人々に,重要なヒントを与えるであろう。なぜなら,優れたパフォーマンスを継続的に示すコミュニティーの構造特性とそのポテンシャルをフルに活かすタイプの信頼関係をよりよく理解し,それらを実践に移すことによって,必ずや状況改善の糸口がつかめるはずだからである。