江藤学(著)『標準化ビジネス戦略大全』(日本経済新聞出版)が、2021年7月21日に刊行されました。
標準化ビジネス戦略大全
2021年7月21日発売
定価(本体4180円 税込)
ISBN 978-4-532-13516-4
日本経済新聞出版
判型・ページ数:並製・A5判・448ページ
概要
標準化の重要性が様々な場で指摘されるようになって久しい。欧米諸国によってつくられた国際標準をフォローする時代は終わり、標準化に代表される製品やサービスに関する国際ルールづくりを率先して行わなければ、グローバルビジネスで生き残ることが困難な時代のなか、日本は韓国、中国などに大きな遅れをとりつつある。これは、日本の標準化活動が、国際標準化機関であるISO、IECや日本の国家規格であるJISの規格作成会議に出席する「標準化専門家」に任され、経営の視点、知財マネジメントの視点を標準化活動に反映することを怠ってきたからに他ならない。
「オープンイノベーション」の時代では、自らの独自技術を生み出す「知財生産活動」と同時に、他社の技術を入手し活用する「知財利用戦略」、自らの技術を他者に積極的に使わせる「知財普及戦略」が必須だ。そして、この知財利用、知財普及を実現するうえで、様々なルールが自然発生的に、もしくは人工的に整備されている。標準化活動は、このルールづくりの代表的な場であり、これらのルールがグローバルビジネスの成否を左右する。
本書は、ビジネスルールづくりのツールとして標準化を駆使し、自らの有する知的財産の価値を最大化し、総合的なビジネス戦略を構築することができる人材のための「標準化の価値を知るためのビジネス書」として整理した。特に、多数の事例、例えばDVD、自転車、CD‐R、車内LAN、デジタルカメラ、液晶パネル、光触媒、抗菌製品などの分析を元に、ビジネスにおける様々な仕掛と結果を分析し、過去の事例で標準化が果たした役割と同様の役割を、自らのビジネスで獲得できる戦略を考案する力を獲得できるように構成されている。
「オープンイノベーション」の時代では、自らの独自技術を生み出す「知財生産活動」と同時に、他社の技術を入手し活用する「知財利用戦略」、自らの技術を他者に積極的に使わせる「知財普及戦略」が必須だ。そして、この知財利用、知財普及を実現するうえで、様々なルールが自然発生的に、もしくは人工的に整備されている。標準化活動は、このルールづくりの代表的な場であり、これらのルールがグローバルビジネスの成否を左右する。
本書は、ビジネスルールづくりのツールとして標準化を駆使し、自らの有する知的財産の価値を最大化し、総合的なビジネス戦略を構築することができる人材のための「標準化の価値を知るためのビジネス書」として整理した。特に、多数の事例、例えばDVD、自転車、CD‐R、車内LAN、デジタルカメラ、液晶パネル、光触媒、抗菌製品などの分析を元に、ビジネスにおける様々な仕掛と結果を分析し、過去の事例で標準化が果たした役割と同様の役割を、自らのビジネスで獲得できる戦略を考案する力を獲得できるように構成されている。
目次
第1章 標準化はビジネスをどう変えるのか
第2章 標準化の様々な顔
第3章 サプライチェーンにおける標準化の意味
第4章 モジュール化を加速しビジネスを変える
第5章 規格に特許を包含させる戦略
第6章 試験方法規格の戦略的活用
第7章 認証のビジネス活用によるアドバンテージ
第8章 製品開発・市場化における知財マネジメント戦略
第9章 事例で学ぶ逆転のための標準化戦略
終 章 新しい時代に向けた標準化の変化
日本経済新聞出版 標準化ビジネス戦略大全