講演会「イノベーションの理由」

講演会のお知らせ 

イノベーションの理由 資源動員の創造的正当化 

軽部 大 (一橋大学准教授)

日 時: 2012年 9月28日(金) 19:00~20:30
参加費: 組織学会会員 1,000円 ・ 一般 2,000円
( 事前申込み不要、当日会場にて申し受けます )
会 場: コンファレンススクエアエムプラス ( 1階サクセス )
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル
(JR・「東京駅」丸の内南口から徒歩3分)
TEL:03-3282-7777
(地図はこちら http://www.marunouchihc.jp/emplus/access/index.html)
特定非営利活動法人 組織学会定例会
●要 旨●
イノベーションの実現は日本企業、そして日本経済全体の喫緊の課題である。イノベーションとは、経済成果をもたらす革新である。革新的なアイデアを製品やサービスとして事業化するには、多くの困難を伴う。もっとも、これまで体系的に日本企業のイノベーション活動に関する研究が推進されてきた訳ではない。そこで、一橋大学21世紀COEおよびグローバルCOEの財政的支援を受けた「大河内賞ケース研究プロジェクト」は、2003年より大河内賞を受賞した研究・開発事例に注目して、日本企業のイノベーション活動を体系的に把握する研究を進めてきた。今回の定例会では、イノベーションの実現プロセスを社内外の資源を動員し、社会的に正当性を確立するプロセスとして捉え、具体的には大河内賞を受賞した23の事例から、日本企業のイノベーション活動を特徴付ける。その上で、日本企業が直面するイノベーション実現のための課題を議論してみたい。

●プログラム●
18:30~ 開場
19:00~ 開会
講演 60分 「イノベーションの理由 –資源動員の創造的正当化 」
軽部 大(一橋大学准教授)
質疑応答 30分
20:30  閉会

●講師紹介●
軽部 大(かるべ まさる)
1969年生まれ。1998年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)。東京経済大学経営学部専任講師。2002年一橋大学イノベーション研究センター助教授。現在、一橋大学イノベーション研究センター准教授。2006年7月から2007年12月までFulbright Visiting Scholar (Wharton School, University of Pennsylvania)。
(おもな著書)
『イノベーションの理由』(武石彰・青島矢一との共著,有斐閣, 2012年)。『組織の重さ』(沼上幹・加藤俊彦・田中一弘・島本実との共著,日本経済新聞社,2007年)。『見えざる資産の戦略と論理』(伊丹敬之との共編著,日本経済新聞社,2004年)。Akira Takeishi, Yaichi Aoshima, and Masaru Karube (2010) “Reasons for Innovation: Legitimizing Resource Mobilization for Innovation in the Cases of the Okochi Memorial Prize Winners” in Hiroyuki Itami, Ken Kusunoki, Tsuyoshi Numagami, and Akira Takeishi (Eds.), Dynamics of Knowledge, Corporate System and Innovation: 165-190. Berlin Heidelberg: Springer.
協力:三菱地所株式会社
お問い合わせ先:特定非営利活動法人 組織学会事務局
TEL:03-5220-2896(平日11時~17時) FAX:03-5220-2968